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日本語教育実習:日本語を教える

2025.01.30

  • 学科紹介

英語英米文学科では、所定の科目の単位を取ることで、日本語教員資格を取得することができます。その中に「日本語教育実習」があります。学生達は、日本語教授を実施している外部団体の活動にボランティアとして参加をさせてもらいます。学生達は、バングラデシュ、中国、韓国、フィリピン、タイ、ネパール、インドネシア、カンボジア、米国、イギリス、オーストラリア、スペインと様々な国の方の日本語学習に関わらせていただきました。

 

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(学生達の実習記録。熱心に取り組みました)

 

今回、その中の一人が感想を寄せてくれました。紹介します。

 

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(足立梨紗さん)

 

私が参加させていただいた日本語教室では、毎回違う生徒の方を指導させていただくことが多かったです。そのため、始めはそれぞれの日本語能力に合わせて指導をすることに苦戦しました。そこで、テキストに沿って教えるだけではなく、一人ひとりにどこが難しく、どこがわからないのか細かく聞いて、その部分に時間をかけて丁寧に解説するようにしました。すると、担当する方々の日本語の上達が早くなり、御礼の言葉をたくさんいただきました。また、学習者の方が新しく学んだ言葉をその場で使って会話をしてくれる姿や、自分の好きなものや趣味について写真を見せながら一生懸命説明してくれる様子に触れる機会も増えました。そのような瞬間に、学習者の方々が私を信頼し、安心して学んでいるのだと感じ、とても嬉しかったです。
これらの交流を通じて、生徒との距離感が縮まり、授業がより楽しく充実したものになりました。この経験によって、相手の目線に立って物事を教える力が身につくと同時に、異なる文化背景を持つ方々との会話を通して、その国の文化や歴史なども知ることができ、「教えることは学ぶことでもある」ということを学びました。今後もこの経験で得た学びを大切にしていきたいと思います。