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【授業紹介】基礎演習 ―「学び方」を学ぶ授業

2023.07.20

  • 学びの特徴

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(学生のプレゼンテーションの様子1)

授業担当者:山川健一

1年前期必修のこの授業では、これからの大学での4年間の学修のための「スタディ・スキル(学び方)」について学びます。具体的には、英語の学習法と日本語でのレポートの書き方・プレゼンテーションの方法の2つの柱を扱っています。まず、英語の学習法では、英語学習の目的、用いる教材、学習方法について、様々な実例を用いながら体験的に学んでいきます。そして最終的には、英語学習を組み込んだ自分の大学生活の過ごし方について考えます。

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(使用テキストと英語学習のための教材)

次に授業担当者が提示した40以上の時事的トピックから各自が興味のあるトピックを選び、レポートを執筆します。マインドマップの使い方、大学図書館の利用方法、情報検索の方法などを学びながら、自分のトピックについて段階を追ってレポートの書き方を学びます。構成の立て方、レポートの文体、引用のルール、参考文献の表記法、など4年次の英語での卒業論文執筆の際にそのままつながるスキルを学習していきます。途中ペアやグループ活動を混ぜながら、各自のレポートの進捗状況を報告し合います。最終的にレポートが完成すると教員が添削を行い返却します。

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(グループワークの様子)

最後に、自分のレポートを3分間のパワーポイントでのプレゼンに落とし込みます。学生は他者のプレゼンを聞いた後、感想をGoogle Classroomのコメント提出機能を用いて入力し、その感想は即座に発表者にフィードバックされます。

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(学生のプレゼンテーションの様子2)

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(学生のプレゼンテーションの様子3)

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(プレゼンへのコメントを入力している様子)

英語学習とレポート・プレゼンに加え、帯活動として、日常的なトピックについて1分間のスピーチの練習をペアで行い、単時間で情報をまとめて口頭で表現する練習も行っています。また、メールの書き方、教員の研究室へ訪問する際のマナーなどの基本的対人スキルの練習も行います。

以上のように、この授業は非常に内容が濃く、自主的にたくさん勉強してもらうような授業です。この授業を足掛かりにして、1年生の皆さんにはこれからの4年間の大学での学びにつなげていってほしいと思います。