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G7広島サミットの歓迎レセプションに通訳専攻の学生が参加しました
2023.06.06
- 学生活動
G7広島サミット開始前日(5月18日木曜日)に、各国の関係者を招いて歓迎レセプションが開かれ、英語英米文学科から2名の学生が通訳ボランティアとして参加しました。彼女たちに当日の様子を報告していただきました。
野田海奈さん:レセプションでは、広島の各市町の特産物や伝統芸能について紹介されたブースが並んでおり、それらについて外交官の方々に紹介したり、広島の手土産品として有名なもみじ饅頭を差し上げたりしました。
この度このような高い英語力を必要とするレセプションに参加させていただきましたが、昨年度履修していた英文科の授業である「時事英語」で培った英語力を生かすことができたと感じています。この授業では、国内外の時事問題に関して英語でプレゼンテーションやディスカッションを行っていました。それにより、日頃から英字新聞を読んだり、記事を読んで自分の考えを英語で表現したりする練習をする習慣がつきました。
広島県でG7サミットが開催され、学生ボランティアとして携わることができ嬉しく思います。私自身、平和とは何か、自分にできることは何か、考え直すことができました。この先、広島を訪れる外国人観光客の方たちとお話しする機会があれば、英文科での学びを活かし、広島県民として広島の魅力をもっと伝えたいです。
今村萌さん:私は、この前日のレセプションに加え、先遣隊歓迎レセプションにも参加し、合計で3度レセプションに参加しました。県内の関係者とドイツ大使館の方の会話を通訳する機会もありました。通訳専攻では、逐次通訳だけでなく同時通訳も学んでいます。しかし、実践の場で通訳をしてみると、話されている内容を理解しながら話すことは難しく、逐次通訳となったことは私のこれからの課題であると再認識しました。それでも通訳を通して人と人をつなぐことができることに喜びを感じました。また、サミット期間に首相のご家族が広島に来られた際、楽しめそうな場所を聞かれた時には、有意義な時間を過ごしてもらうため他大学の学生ボランティアの方と一緒に考え、いくつか提案をしました。
G7広島サミットに通訳ボランティアとして参加したことを通して英語を話す機会だけでなく、国内外の外交官とお話しするなど、普段の生活では出会うことができない方々とお話をする機会をいただき、とても刺激的でした。大学での4年間で習得した英語力を、卒業後に社会人として仕事に生かすことができるよう、残りの1年間でより一層英語学習に力を入れていきたいと思っています。