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海外日本語インターンプログラムに参加して

2019.10.28

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(写真は、スィーパトゥム大学)


英語英米文学科では、「日本語教員資格」が取得できます。取得を目指している学生の中には、選ばれて「海外日本語インターンプログラム」に参加をする者もいます。2019年の夏、「海外日本語インターンプログラム」に参加した3年生の中川葵さんに、体験談を寄稿してもらいました。以下、紹介させていただきます。



英語英米文学科 3年
中川 葵

私は2019年8月25日から9月22日の約1カ月間、タイのバンコクにあるスィーパトゥム大学で、日本語のティーチングアシスタントとしてインターンシップに参加させていただきました。

私は現在、教職課程を履修しています。4年次に教育実習を控えていますが、これまで教壇に立って何かを教えるという経験はなく、今回のプログラムが初めての指導体験でした。最初は不安でしたが日本語を通して「教える」ということを基礎から学びながら、海外の教育機関に携わる貴重な経験をし、将来に向けて自分を見つめ直す機会となりました。

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(日本の学校制度、学生生活を紹介するプレゼンテーション)

 

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(高校で、初級の日本語を使ったアクティビティーを行う)


今回の研修では、日本語を日本語で説明する際の言葉選びが私にとっての大きな課題でした。学年や学生の多様な到達度、幅広い授業内容やアクティビティーなど状況に応じて、分かりやすい最適な日本語を選ばなければなりません。私が説明に用いた単語によっては、学生をさらに混乱させてしまうこともしばしばありました。また、日本人の言語学習者に教えるよりも意志疎通の面で難しく感じることもあり、授業外でも積極的にコミュニケーションを取り、学生の立場になって考えることが大切だと思いました。

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(学生と日本博に参加し、浴衣の体験)

 

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(おりがみを折るアクティビティー)


休日にはバンコクの観光地に一人で出向き、異文化に触れながら様々な体験をしました。知らない土地で公共交通機関を利用する時や英語が伝わらない地域で道を尋ねる時など、頼れる人が身近にいない中で生活するのは、初めは一つ一つが試練のようですが、乗り越えると後に自分の自信に繋がりました。より大きなチャレンジに挑戦したいと考えるようになり、海外はそれが実現しやすい場所だと私は感じています。

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(観光地ワットポーへ)

 

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(学生たちと食事へ)


最後に、このような機会をくださりサポートしてくださった先生方、海外研修に参加することを前向きに考えてくれている両親には大変感謝しています。ありがとうございます。