

英語英米文学科 新入生オリエンテーションセミナーが開催されました
2019.05.31
5月9日から11日にかけて、国立三瓶青少年交流の家で英語英米文学科の新入生オリエンテーションセミナー(通称オリゼミ)が開催されました。オリゼミは、新入生が安田女子大学の精神を学ぶために1976年から開催されている伝統行事です。学生が主体の行事であるため、2年生・3年生の有志が企画・運営を担当します。今年度も、英文科の新入生は10人程度のグループに分かれ、それぞれのグループに2年生・3年生・教員がひとりずつ加わって、3日間行動を共にしました。
オリゼミの初日は教員紹介から始まりました。今年度は、1年生の担任である田多良先生とサック先生がダンスを披露して大いに盛り上がりました。普段は授業・研究・学生のお世話で多忙な毎日を過ごしているのに、1年生に楽しんでもらうために密かに練習していたようです。
教員紹介が終わると、トレジャーハントを行いました。今年度はドラマ仕立てで「ずっと仲良しだったのに、卒業式でケンカ別れしたオリゼミ実行委員を同窓会で仲直りさせるために宝物を集める」という設定で、1年生は三瓶の広大な敷地を歩き回って宝物を探し回りました。チェックポイントでは英語のクイズが出され、1年生はグループごとに協力して解答していました。
夕食後は英語劇が行われました。今年はディズニーの『インサイド・ヘッド』がテーマで、少女ライリーと彼女の心の中にいる喜び・悲しみ・怒り・嫌悪・恐れを2年生スタッフが演じました。英語の台詞をしっかり暗記して見事に演じていたので、1年生も教員も驚かされました。シーンを区切って出題される質問に答えるため、1年生は英語のリスニングに集中していました。
2日目の午前中は、アメリカ・カナダ留学(STAYS)を終えた3年生が体験談を語りました。ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)、ピッツバーグ大学(アメリカ東部)、カリフォルニア大学デイビス校(アメリカ西部)の授業・ホストファミリー・食べ物・旅行について詳しく説明してくれました。かわいいホストファミリーや美味しい食べ物の写真がスクリーンに映されると歓声が上がっていました。1年生は、外国での生活を想像して目をキラキラさせていました。
昼食を食べ終わると、野外炊飯を行いました。英文科のオリゼミではカレーを作ることが多かったのですが、今年は趣向を変えて「すき焼き風煮」を作りました。うまくできるか不安だったのですが、本当に美味しかったです。しかもデザート(スモア=マシュマロをクラッカーで挟んだお菓子)まで作ったので大満足でした。夕食が終わると、英文科のメインイベントであるキャンドルの集いを行いました。キャンドルの灯火の中で、仲間と共に4年間勉学に励むことを誓い、団結を深めました。
3日目の午前中は、最後のプログラムである上級生のスタッフと新入生による座談会が開かれました。1年生は安田の英文科に入学して疑問に思ったことを質問し、上級生は有益な情報を提供していました。ここで紹介したプログラム以外にも、さまざまなレクリエーションやダンスを楽しむ時間もありました。1年生はこの3日間で、安田の英文科がどのような学科なのかを学び、新たな友達を作り、思いっきり楽しんで、笑顔で三瓶を後にしました。
毎年、オリゼミが終わるとすぐに来年度のスタッフ募集が始まります。今年度はたくさんの1年生が応募し、現スタッフから嬉しい悲鳴が上がっています。現2年生と現1年生が作り上げる来年度のオリゼミがどのようなものになるのか、今の時点ではまったくわかりませんが、本当に楽しみです。