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【授業紹介】 通訳実習:Miyajima Excursion

2023.10.05

  • 学びの特徴

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記事執筆者:北原アンドレア(通訳専攻担当教員)

 

英語英米文学科の通訳専攻の学生は、「通訳実習指導」と「通訳実習」という授業を受講します。今年度は4年生だけでなく、3年生も貴重な経験を積むことができました。広島で開催された「第 19 回キラル分光国際会議 」(The 19th International Conference on Chiroptical Spectroscopy 2023)の一環として、国内外の研究者や学生の方々がMiyajima Excursionに参加し、その通訳案内に携わりました。

 

広島市内から、学生たちはグループごとにバスに添乗してさっそく案内を始めました。バスに添乗するまではかなり緊張していたようですが、バス内で食べるお弁当の中身や移動中の景色を説明する頃には、緊張が少しほぐれた様子でした。宮島に渡るフェリーの中でも、海の様子、牡蠣イカダ、そして近づいてくる大鳥居の話をしていました。

 

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宮島に上陸後は、まず全員が厳島神社を案内し、歴史や構造など少々難しい説明に挑戦しました。おみくじに書かれた内容を苦労しながら伝えようとする姿が印象的でした。そのあと各グループは自由に宮島を散策しながらさまざまな建物や名所を巡りました。最後に焼き立てのもみじ饅頭と冷たいお茶をいただきながら、打ち解けて談話する様子があちこちに見られて、学生の顔には達成感が溢れていました。

 

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通訳案内と一言で言っても決して簡単ではありません。まだ経験が浅い学生にとって、恥ずかしさや緊張を感じながら、案内する場所の情報や予期せぬ質問に対応することは大変です。それでも少しずつそれらのことを克服しながら、最後には、素晴らしい笑顔の参加者から温かい言葉と拍手を送られて、笑顔で一日を終えました。


私からも一言、「Bravo!」よくやりました。

 

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