

2020年3月の卒業から一年
2021.02.24
2020年3月卒業の英語英米文学科の皆さん、お元気でしょうか。皆さんの卒業の日から一年になろうとしています。2020年3月8日挙行予定だった2019年度卒業式は、急遽、学科ごとの「卒業証書・学位記授与式」に変更となり、謝恩会も中止となりました。間隔をあけて着席し、卒業証書を粛々と受け取る姿、元々は卒業式の会場を予定して準備をしてきた答辞を教室で述べてくれる卒業生代表、そして、授与式の後、謝恩会で上映予定だったビデオが流されるのをじっと見つめている様子、そして短い時間でのお祝いとお別れの言葉のやり取り―皆さんの旅立ちの日は、教職員にとっても初めて見る光景ばかりでした。
それから続いたコロナ禍の状況で、皆さんのことを思い出すことは何度もありました。社会に出た最初の年に卒業時には全く予期していなかったような影響を仕事で受けていることを思い、心配をすることもありました。それでも、「先生、みんな元気に頑張っています」と学科に入ってくる便りに嬉しい思いをすることの方が多かったです。「大学は大変だと思います。お体を大切に」と教員の方が優しい言葉をかけてもらうことも。 2020年度卒業式の日も近づきました。一年が経とうとしています。思いがけない形となった3月の卒業式と謝恩会の後、4月からの一年間を新社会人として頑張ってきた皆さんに、学科の教職員一同、あらためて、心からエールを送りたいと思います。あの日限られた時間では一人ひとりには直接かけられなかった言葉でもあります。
「元気で、体を大切に、あなたらしく、前に進んでいってください。」