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令和3年度英語英米文学会講演会が開催されました

2021.07.29

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7月15日(木)、令和3年度の英語英米文学会主催の講演会が開催されました。マツダ株式会社コーポレート業務本部総務部主幹で、通訳・翻訳業務を担当されているフーリストン布久枝先生を講師にお迎えして、「通訳の仕事で広がる学びの機会」というテーマにてご講演いただきました。2年生と4年生は会場で、1年生と3年生は、教室でオンライン視聴にて参加をしました。

フーリストン先生には、英語を専攻とされた理由、通訳という仕事を選ばれるにいたった経緯、通訳という仕事の種類や通訳の仕事の手順と、まさに様々なことをお話しいただきました。また、オーストラリア クイーンズランド大学 日本語通訳・翻訳修士課程での勉学、フリーランス通訳としての、会議、企業間の商談、国際交流、研修ツアー等での経験、またマツダ株式会社においての、社内通訳者としての通訳の経験と、多彩な経験を語っていただき、講演を聞かせていただいた学生達は通訳の仕事のイメージが明瞭になったようです。

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毎回一つひとつの通訳の仕事に真摯に向き合い、丁寧な事前準備を経て通訳の場に臨むことでクライアントの信頼を得ることの重要性、一見困難に思えることでも前向きに捉えればキャリアの糧とできること、そして、何よりも、通訳で扱う多様な分野を全て自分自身の学びになるとして楽しむこと―学生達には自分のこれからの学習の姿勢を考えていく良い機会となったことでしょう。素晴らしいご講演、有難うございました。

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以下、学生達のコメントをいくつか紹介します。学生達のコメントが、先生のご講演から学んだことの大きさを語っていると思います。

以下は2年生です。
・通訳は人と人を繋ぐ大事な役割があり、通訳者次第で相手に伝わることが変わってきます。単に訳すだけでなく、世界の状況も把握しておかないとスムーズに訳せないことを学びました。
・海外へ行って通訳の仕事をすることで、言語だけでなく、その国の情勢を知るなど、普段はできないことを体験することができるので、視野が広がると思いました。
・フリーランス通訳も社内通訳も他の部門や様々な分野の知識が必要であり、私も今から様々なものに好奇心を持っていきたいと思います。
・着実に一つひとつの仕事を丁寧にこなしていくことで信頼を得ることができるという言葉はとても心に響くものでした。
・興味のあることを仕事にできて、その中でまた新たな分野に触れ遣り甲斐を感じ取れるというのは、とても素敵だと思います。私も好きなことを仕事に出来るように頑張ります。
・他の言語の知識だけでなく、まずは日本語を理解することが大事ということが印象に残りました。
・通訳の仕事に関わらず、前もってきちんと準備をすることが大切だと思いました。これからする仕事に対して一生懸命取り組むことで、新しいことをたくさん知っていきたいです。
・日本語力も大切だとあらためて知って、時間のあるうちに色々な分野の本を読んでたくさんの情報を得たいと思いました。大学の勉強を頑張っていこうと思います。

4年生のコメントも紹介します。
・就職活動や将来のキャリアを考えるにあたって、「いつか英語を使った仕事をしたい」と考えているので、会社で来年から仕事を始める際には、その会社の製品や技術の知識を積極的に学ぶ姿勢を大切にしていこうと思いました。
・通訳の仕事だけではなく、体調管理や事前確認など社会人になる上で重要なことを学ばせていただきました。
・どの仕事に就いたとしても、今自分が学んでいることが無駄にならないように、常に好奇心を持ち続け勉強していく姿勢を忘れないようにしようと思います。
・通訳の仕事は予習・復習の勉強が大切であると学びましたが、これは企業においても言えることだと思います。社会人になっても学び、挑戦し続ける精神を忘れずに頑張っていきたいと思いました。
・講演での、通訳や翻訳を通して、色々な人の人生を経験することができ、それにより自分の人生を豊かにすることができる、というお言葉が本当に印象的でした。
・通訳として様々な分野を体験、交流をされたというお話は、英語を仕事に活かしたいと思っている私を大変勇気づけてくれるものとなりました。