

平成28年 英語英米文学会主催 講演会を開催しました
2016.07.20
7月14日(木)、28 年度の英語英米文学会主催の講演会は、小学校英語教育の実践・研究者である小泉清裕先生を講師にお迎えして、「すばらしき新世界! 小学校英語」というテーマにて開催されました。
小学校での英語教育が、真の意味での「すばらしき新世界」になるようにと、長年、研究・実践を重ねてこられた先生の熱意が、最初から最後まで溢れ出るようなご講演でした。
英語教育の目的と目標の違いを明確にし、小学校英語のめざすものは「コミュニケーション」であり、「つかえる英語」であるとの信念のもとに、緻密なカリキュラムを作成し自らが実践されている先生のお話には、学生達が頷く姿が会場中で見られました。
(檀上で、また席でと、学生自身の活動もありました)
先生が監修されている『プレキソ英語』や『えいごでがんこちゃん』のシーンも一部見せていただきました。「これからの10年が『すばらしき新世界!』を決める」とのお言葉を、自分たちが専門としている英語を学んでいく今後10年と重ね合わせて、英語学習の意欲をあらたにした学生も多かったことでしょう。
1年生の学生の感想を二つほど紹介します。
「小学校での教え方にとても工夫を凝らして取り組んでおられる話を聞いて私も小泉先生の授業を小学校で受けてみたかったなと感じました。小学校での授業形態や、子供たちがどうしたら興味を持って授業に参加してくれるかなどを論理的に分析し、そして発想の転換によってわくわくするような授業を作る。とても大変だろうけれど、やり甲斐はこの上ないだろうなと思います。非常に貴重な、勉強になる講演を聞くことができました。」
「私は、講演会に来ていただいた小泉先生のお話を聴いて感激しました。既成の教育法が必ずしも正しいとは限らない。これはわたしにとっては最も印象的でした。私は大学受験を通して、英語を学ぶ上では、現在の主要な教育法の陰に隠れているモノこそが最重要であることを学びました。これを英語界のプロフェッショナル的存在である先生がおっしゃったことを嬉しく思いました。ただ授業を受けさせるだけでは不十分で、本当の意味で使える英語を目指さなければならないというお言葉にも大変納得しました。」