

2023年度「就職内定者との懇談会」レポート:「英語教員・公務員」
2023.12.27
2023年12月14日(木)に「就職内定者との懇談会」が開催されました。この会は英語英米文学科(以下、英文科)が毎年行っている行事で、内定を得た4年生が講師となって就職活動の実体験を語ることにより、下級生の就職支援とすることを目的としているものです。下級生は、自分の関心に基づき、4つの会場から1つを選んで参加します。この記事では、第4会場「英語教員・公務員」の懇談会についてレポートします。「英語教員・公務員」の会場の3人の学生講師(4年生の内定者)は、教員採用試験合格者のうちから2名(広島県の高等学校1名と中学校1名)と公務員合格者のうちから1名(広島県警察)が選ばれました。
懇談会では、司会者である教職担当者(学科教員)から学生講師に質問をしながら話を聞き、続いて下級生からの質疑応答が行われました。教員採用試験あるいは公務員試験対策を開始した時期や用いた教材、問題集、そして様々なアドバイスが4人の講師から後輩に対して述べられました。重要なポイントとして挙げられるのは、教員や公務員は一般就職に比べて試験日程や内定が出る時期が遅いので、焦らずコツコツと努力を重ねる忍耐力が必要であることでした。また大学内で提供されている勉強会に参加することや、先輩とつながって積極的に情報を収集することも大切だということでした。そして何よりも「同じ目標を持つ友人たちと励まし合いながら頑張った」という学生講師のコメントは出席者全員の心に残りました。
以下は、参加した下級生の事後レポート内のコメント(抜粋)です。
・自分はまだ1年生ですが、将来英語教員になるために、今からでも自分にできることはたくさんあるなと感じました。
・将来目指している英語教員について、たくさんの情報を得ることができ良い機会となりました。特に勉強方法については、今後の参考にしたいと思います。
・貴重なお話を聞くことができました。今後は勉強法を増やすことと、目の前のやるべきことに集中しようと思います。
・安田の学内の様々な就職支援の講座に早い時期から積極的に参加して準備を進めたいと思いました。
懇談会が終了しても、1年生と3年生たちは会場に残って4年生に熱心に質問をしていたようです。このような学科内の学年を超えたつながりも、英文科の強みと言えるでしょう。広島県だけでも、非常に多くの英文科の卒業生が英語教員や公務員として多くの学校や官公庁に勤務しています。このようにして英文科の学生・卒業生のつながりがどんどん広がり、就職してからも安田の英文科出身のネットワークがこれからも広がっていくと思います。