

2021年度「就職内定者との懇談会」レポート:「英語教員・公務員」
2022.01.17
2021年12月23日(木)、2021年度「就職内定者との懇談会」が開催されました。この会は、内定を得た4年生が講師となって就職活動の実体験を語ることにより、下級生の就職支援とすることを目的として毎年開催されています。下級生は、自分の関心に基づき、4つの会場から1つを選んで参加します。この記事では、第4会場「英語教員・公務員」の懇談会についてレポートします。
「英語教員・公務員」の会場の4人の講師(4年生の内定者)は、教員採用試験合格者のうちから2名と公務員合格者のうちから2名です。今年は両方の分野共に多くの合格者がいますので、どのような県や市、また省庁や自治体に内定しているかについては、既に学科のホームページで報告されていますので、そちらも参照してください。
まずは、事前に集めた後輩からの質問に対しては、司会者である教職担当者(学科教員)から回答がありました。
(1)「英語教員免許で特別支援学校での教師として働けますか」
回答:働けます。過去にも皆さんの複数の先輩が特別支援学校枠で採用されています。
(2)「取得しておいた方が良い免許や受けた方が良い講習(授業)はありますか」
回答:中学と高校の両方の1種免許状(英語)を取得するべく履修登録をしてください。両方があった方がいろいろな面で有利です。また、3年生後期からの「教職ゼミ」という課外の演習授業は必ず受講してください。合格者はほとんど全員そのゼミの受講生です。
(3)「TOEICで何点を目指せば良いですか」
回答:広島県・広島市による教員採用試験については、TOEICで730点、あるいは実用英語検定試験(英検)で準1級があれば、専門科目に加点がされて有利になります。ただし、これは都道府県によって多少異なります。
続いて、各講師の体験談および質疑応答が行われれました。教員採用試験あるいは公務員試験対策を開始した時期や用いた教材、問題集、そして様々なアドバイスが4人の講師から後輩に対して述べられました。両方の分野に共通する要点として、一般就職に比べて試験日程や内定をもらう時期が遅いので、焦らずコツコツを努力を重ねる忍耐力が必要であること、そして、3年次後期当初、できたらその前の夏休みから、教員採用試験対策および公務員試験対策を本格的に始めて、長丁場を乗り切る覚悟で、努力を地道に続けることの大切さでした。
どの講師の体験談も、聴いている後輩にとっては他ではなかなか聞けない貴重な話になりました。
以下は、下級生のコメントです。
・教育実習のリアルな話が聞けたので良かったです。(1年生)
・中途半端な気持ちではいけない。どの教科も繰り返し解くべきだと思いました。(2年生)
・とても勉強になりました。どのように勉強すればよいか、分かり易く教えていただいたので、頑張りたいです。(2年生)
・私が教員になれるか不安でしたが、先輩方も同じように悩んで努力されたんだ、と思うと、私も頑張ってみようという気持ちになりました。(2年生)