

授業紹介 現代ビジネス概論(企業訪問①)
2015.06.11
1年生前期に開講される「現代ビジネス概論」は、企業に足を運び現場を知ることで、自分のキャリア形成についての理解を深めることを目的とした授業です。現代ビジネス学科145名、国際観光学科77名が、計12社から訪問先企業を選択します。今週はその第1弾として、もみじ銀行、リーガロイヤルホテル、近畿日本ツーリスト、安佐南区役所、広島市役所を訪問しました。
引率の古山先生のレポートを紹介します。
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6月9日早朝、現代ビジネス学科1年生28名はもみじ銀行本店(市内中区胡町)を訪問しました。
はじめに30分間のプレゼンテーションをお聞きし、銀行の社会的使命は、心臓が血液を循環させるように経済社会の貨幣を循環させることにあり、そこから預金、融資、為替という3つの主要業務が派生する仕組みを噛み砕いて説明していただきました。この主要業務に対応して預金担当、融資担当、渉外担当という役割分担があり、預金についてはお客様から「ありがとう」という言葉をいただくこと、融資についてはお客様の夢を実現すること、渉外については地域の顧客を開拓し、信頼をたえず寄せていただけるようにネットワークを創出すること、これらの点に遣り甲斐を感じることができるというご説明からは、銀行で働いている方々の誇り、責任、喜び、苦心が伝わってきました。今回参加した1年生には、行員の方の「行員の朝は日経新聞をよむことで始まる」というお言葉もよく味わってほしいと思います。
その後、2班に分かれて、行内の部署案内と札勘定を体験しました。部署案内では、出納・受付・融資等の仕事の説明、金庫の管理等について、逐一にわたる魅力的な解説をしていただきました。札勘定の練習では、30分という制約のなか、手際よく札を扇形に開く技術を身につけた学生も数名おり、指導員の方から褒めていただきました。
参加学生の姿勢・マナーも良好であり、緊張感のある充実した企業訪問でした。本訪問に参加した学生は、知性と人間性に磨きをかけて、銀行員という職種に積極的に挑戦してほしいと思います。