

教室を飛び出し蒲刈の海を舞台に。学生たちが仕掛ける「本気の地域活性化」 ~現代ビジネス学科「県民の浜」プロジェクト・アイデア合宿レポート~
2026.04.24
この春、新2・3年生32名が広島県呉市・蒲刈(かまがり)に集結し、現地の魅力を最大限に引き出すための「アイデア発掘合宿(1泊2日)」を実施しました。「企画は考えるだけでなく、実際に試してみることが重要である」ということ、そして「地域ならではの資源をどのように活かすか」という視点を、実体験として学びました。
■ 現場のリアルを知る
合宿のスタートは「現状の課題は何か」「どんな資源が眠っているか」。県民の浜を初めて訪れる学生も多く、まずは現地を散策しながら施設見学を行いました。
蒲刈の伝統である「藻塩づくり」に挑戦し、施設内、浜を歩き、現場のリアルを感じ取りました。
■思いついたアイデアはやってみること!
思いついたアイデアは自分たちの手で実際にやってみる。
地元産レモンを使った鍋の味を確かめ、ワークショップで使う貝殻を浜辺で収集。さらには、地元特産の柑橘(みかん・はるみ)を贅沢に使った「フルーツ大福」の試作も行いました。
実際に体を動かしてみると、「大福の味のバランスはどうするか」など、机の上で考えていただけでは気づけなかった改善点が次々と見えてきます。
■ ターゲットの心を動かす「マーケティング思考」へ仕上げる
ただ「楽しいイベント」を考えるだけでは十分ではありません。「誰に、どんな価値を届けるか?」というターゲット設定から、蒲刈ならではの企画を練り上げました。まずはこれまで検討を重ねた3年生によるプレゼンテーションから始まりました。その上で学年の壁を取り払う。先輩・後輩が一緒になって知恵を絞り、新しい視点を掛け合わせていく。これが、現代ビジネス学科が大切にするチームの形です。
【ファミリー層へ:遊び×環境意識】
浜辺で集めた貝殻で作る「オリジナルキャンドル」や、自然を五感で探検する「クイズラリー」。子どもたちが楽しみながら、自然環境(SDGs)への意識を自然と育めるような仕掛けをプラスしました。
【若者・カップル層へ:SNS映え×非日常】
縁起の良い「貝殻絵馬」で想い出を作り、冬の海辺ではなんと「こたつに入ってレモン鍋」を満喫。若い世代が思わずシェアしたくなる、新しい体験価値を提案します。
■ 理論を実践する「生きた学び」がここにある
「地域活性化」という言葉を、教科書の中だけで終わらせない。今回の活動を通して学生たちは、「企画は考えるだけでなく、実際に試してみることが重要である」ということ、そして「地域ならではの資源をどのように活かすか」という視点を、実体験として学びました。
ターゲットを分析し、企画を立て、現場で試行錯誤しながら形にしていく。今回の合宿では、社会に出てから必ず求められる「生きたビジネスのスキル」を、学生たちは肌で学び取りました。
蒲刈「県民の浜」を訪れる方々に最高の体験を届けるため、学生たちの挑戦は続きます。今後の展開に、ぜひご注目ください! (せ)