

授業紹介:ビジネス情報処理演習 (担当:大川原真一(造形デザイン学科))
2024.08.20
現代ビジネス学科と公共経営学科の3・4年生には、「ビジネス情報処理演習」という授業があります。この授業の目的は、Microsoft Officeアプリケーションを高度かつ複合的に活用するスキルを身につけ、ビジネスシーンにおいてさまざまな情報をもとにデータ分析や資料作成ができるようになることです。
今年度は、PBL(課題解決型学習)プロジェクトとして、全国の都道府県庁所在地を対象に、暑さ/寒さの実感に基づく自治体住みやすさランキングの作成、気候特性を踏まえた住みやすさ向上のための政策提言の発表、そしてまとめ動画の制作と上映などを行うことで、学習目標を達成しました。
受講生は、6つのグループに分かれて、中国・四国地方など全国6地方のいずれかを担当することにしました。体感温度と不快指数を、気温、相対湿度、風速から1時間ごとに算出し、2023年に体感温度が夏日以上となる日数や、暑くて不快に感じる日数をExcelで解析しました。こうして、単に気温だけでなく、暑さの実感をもとにした自治体住みやすさランキングを作成しました。寒さについても、同様の解析とランキング作成を行いました。
独自に作成した自治体住みやすさランキングを、SNSで宣伝したり、政策提言会議の事前資料として使用したりすることを想定して、コンピュータ音声によるナレーション付きのまとめ動画を、PowerPointを用いて制作しました。
最後の授業では、各グループが、まとめ動画を上映し、さらに、データの解析やランキングの結果、政策提言などについて、PowerPointを用いて発表しました。授業を参観した現代ビジネス学科長と映像作家でもある造形デザイン学科の教員からは、データに基づいた議論や映像表現についての助言がありました。
以上のように、この授業では、Officeアプリケーションのスキルを実践的に身につけることができました。みなさんも、安田女子大学の現代ビジネス学科で、高度なコンピュータスキルを身につけ、さまざまなビジネスシーンで活躍できる人材となることを目指しましょう!