

授業紹介:データサイエンス演習I(2年生前期)およびII(2年生後期)
2022.08.22
データサイエンスこと統計学は、私たちの身の回りのあり様を、情報から「正確に読みとり良い方向に改善する」ための道具です。これらの授業では、様々な例題に取り組む事により情報の基本や扱い方を身につけます。
データ分析のプログラムの説明
たとえば、モンティ・ホール問題として有名な次の問題を考えてみましょう。
● | プレイヤー(あなたです)の前に閉じられた3つのドアが用意され、そのうちの1つの後ろには景品(当たり)が、残りの2つの後ろには何もない(外れ)。図のような状況です。 |
● | まずプレイヤーが当たりだと思うドアを選択する(この時点ではドアはまだ開けない) |
● | 事前にどのドアが当たりかを知っている司会者が、残った2つのドアのうち外れのドアを開ける |
● | 司会者はプレイヤーに最初の選択を変えても良いと伝える |
● | このとき、プレイヤーは「最初に選んだドア」か「残ったドア」のどちらを選択するべきか(どちらが正解する確率が高いか?) |
皆さんは、この場面でどのような意思判断をするでしょうか。
この例は、状況が変わると当たる確率が変わることを示しています。世の中は常に変化しています。そのため、当初考えた確率がそのまま使えるかどうかわかりません。
具体的には、既存統計資料の収集と読み方を学ぶことから始め、社会・経済の状況を分析するのに必要な統計学について学習し、社会・経済データ分析への足がかりを自分自身でつかめることを目的にしています。【授業担当:山田耕】(や)
授業ではパソコンを使用します