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授業紹介:マクロ経済学(2年生前期)

2022.09.07

  • 学科紹介

マクロ経済学では経済状態を観察する5つの指標を学びます。
その① 経済の強さを表す「経済成長率」
 国や地域の経済規模と豊かさの変化を理解する指標です。
その② 多くの品物の値段の推移を表す「物価指数」
 商品ごとの値段の変化ではなく、世の中で取引されている多くの商品全体の価格の動向を理解します。
その③ 働く意思があるのに仕事に就けない人たちの割合を表す「失業率」
 働く意思のない人は相手にしません。すぐにでも働きたいと考えているのに仕事が見つからないとはどういうことかを考えます。
その④ 日本円と外国通貨の両替比率である「為替レート」
 交換比率が変化するだけで輸出入品の値段がびっくりするほど変化します。なぜ比率がかわるのかも理解する必要があります。
その⑤ おカネの価値を測る「金利」
 おカネの価値はいま何が購入できるかではなく、長い目で見たときの利子率が重要になります。

たとえば金利が下がれば、住宅ローンが借りやすくなって、家やマンションを購入する人が増えるでしょう。企業は銀行から資金を借りやすくなって、新しい工場を建てたり新製品の開発をしたりにも力を入れるでしょう。このようにそれぞれの指標の表していることが見えてくれば、消費者や企業がどのように行動を変えていくかが読めるのです。マクロ経済学は、日々起きる経済の変化に対して、その影響がどのように現れるのかを考えどうしたらいいかをお勉強します。【授業担当:水谷昌義】(み)

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