

ミニマムな表現方法 川岸克己准教授
2016.08.10
情報端末の急速な普及と進化によって各メディア業界は改変の渦の中にあり情報入手方法も大きく変化している。しかし、情報出力方法つまり文章表現も同時に変化していることは意識されにくい。長い文は敬遠され、短い文が歓迎される。だが、短い文は表現できる内容が限定的だ。この状況下の文章表現がいま求められている。短歌俳句、キャッチコピー、ジョブスのプレゼン、SNS、こうした端的な表現の豊かさと手法をともに探ろう。
(安田女子大学日本文学会『会報』25号から転載)