

広島県立文書館で古文書学実習を行いました
2025.08.27
8月8日に広島県立文書館で「古文書学実習」を行いました。
学芸員の資格取得を目指す10名が広島県立文書館での実習に参加しました。
午前中は、広島県立文書館の概要、収集・整理・保存の方針について学びました。
見学した書庫には、江戸時代までの古文書だけではなく、広島県が保存する行政文書などが収蔵されていました。
午後からは、古文書保存の現状と問題点についての講義が行われました。古文書を劣化させる原因となる虫害・カビ・クリップなど金属などについて具体的に学びました。
その後の実習では、紙縒り(こより)作り、ドライクリーニング、和本の製本、題簽の貼付を体験しました。
自然災害時に必要とされる被災文書の応急処置の仕方についても学びました。
被災した写真への対応、「キッチンペーパー新聞紙サンド」を利用した応急処置は、身近な材料で誰でも簡単にできる方法でした。
こうした応急処置で文書を後世に残すことができることを知りました。
日本文学科では、学外実習も取り入れて、学芸員の資格取得を目指しています。
(2025年8月取材)