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広島県立文書館で学外実習を行いました

2023.08.22

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日本文学科では、「古文書学実習」を学芸員の資格を取得するための必修科目として開講しています。古文書の解読を学ぶ実習を大学内で行い、古文書ほかを収蔵する広島県立文書館で、実務について学ぶ学外実習を行います。今年度は8月2日に実施して11名の学生が参加しました。

 

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午前中は、広島県立文書館の役割や仕事について、学芸員の方による講義が行われました。文書館が収蔵する資料は古文書だけではなく、広島県の行政文書などもあり、5月に開催されたG7サミット関連の資料も、今後に収蔵される見通しであることの説明がありました。

 

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午後からは、古文書保存の現状と問題点についての講義が行われ、適切に保存されていない資料はどのようになってしまうのか、具体的に学びました。
その後、江戸時代に出版された書籍など使って、ホコリや虫の除去、和本の製本、剥がれた題簽(だいせん)の貼付などの作業を実際に行いました。

 

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このように日本文学科では、学外実習を通して古文書などの文化財に対する理解をいっそう深めています。

(2023年8月取材)