

講演会「中国雲南省少数民族ゾゾの文化」のお知らせ
2019.01.22
日本文学科で下記の講演会を開催します。お気軽にお越しください。
中国雲南省少数民族ゾゾの文化-言葉、文学、舞踊-
中国雲南省怒江傈僳族自治州の険しい渓谷に住むゾゾ(中国語名:怒族・若柔人)は、人口3000人余りの少数民族です。その文化と言葉は独特でありながら、我々日本人にもどこか懐かしさを感じさせてくれるものがあります。 ゾゾ語は消滅の危機にある世界の様々な言語の中の一つです。このような危機言語には、個々の民族がそれぞれの生活環境に適応して築き上げてきた文化が蓄積されており、人類の貴重な財産とも言えます。少数民族の言語を如何に守っていくかが、グローバル化の弊害が懸念される現代社会の大きな課題ともなっています。この講演会を通して、少数民族の言葉と文化に関心を持つことの必要性と重要性について認識していただければと思っております。
1 | 日時 | 平成31年2月18日(月)13時30分~15時30分 |
2 | 会場 | 安田女子大学5号館2階 5201教室 |
3 | 講師 |
李紹恩 雲南省民族学会怒族学専業委員会常務副会長 宮岸哲也 本学日本文学科准教授 |
4 | 歌舞実演 | 李紹恩、楊凡沅(李夫人) |
5 | 対象 | どなたでも参加できます。 |
6 | 参加費 | 無料 |
7 | 申込方法 | 電子メールかハガキで、住所、氏名、年齢、人数を明記の上、下記の問い合わせ先にご連絡をお願いいたします。 |
8 | プログラム |
(1) |
「ゾゾの文化と社会」 李紹恩 |
皆さんをゾゾの人々が生活する地域に誘います。そこで暮らす人々の文化と社会には、現代の 日本人が心に描くふるさとの原風景も垣間見られます。 |
(2) |
「ゾゾ語の概要と特色」 宮岸哲也 |
ゾゾ語がどのような言語であるのかを簡単に説明した上で、発表者によるゾゾ語研究の成果や 日本語との共通点や相違点についてお話しします。 |
(3) |
「ゾゾの口承文学」 李紹恩 |
文字を持たないゾゾの人々が昔から語り継いできた民話を、日本語の字幕を見ながら、情緒溢 れる原語の語りで鑑賞します。 |
(4) |
「ゾゾの伝統芸能」 李紹恩・楊凡沅 |
ゾゾの人々の伝統的な民謡と舞踊、そして、横笛による演奏を鑑賞します。 |
※問い合わせ先
安田女子大学日本文学科事務室
〒731-0153 広島市安佐南区安東6-13-1
TEL 082-878-9172(直通)
nichibun.box@yasuda-u.ac.jp