

第18回 国語教育実践交流会を開催しました
2024.09.10
卒業生と教職履修生との交流を深める「第18回 国語教育実践交流会」を、2024年8月24日(土)15時~18時に、1301教室で開催しました。
4月に着任した本学大滝一登教授による挨拶のあと、「中学校新任教員としての学び」をテーマとしたシンポジウムを行いました。
本学田中宏幸客員教授のコーディネートにより、まず、深堀恵生先生(広島市立観音中学校)が、新任教員としての戸惑いを語られたあと、教科指導を超えて得られた初任者指導の先生からの学びなどについて発表されました。
ICTの先進的な活用の取り組みなど盛り沢山な内容でした。
続いて、清川新菜先生(尾道市立高西中学校)からは、新任教員としての戸惑いを抱きつつ、今求められている「個別最適な学び」を推進する指導としての「単元内自由進度学習」の取り組みについてご発表いただきました。
「少年の日の思い出」を教材とした単元において、生徒が「選択肢と自己決定」をテーマに、共通ワークシートと選択ワークシートに取り組むという授業でした。
お二人の発表を受け、「シンポジウムにおいて触発されたこと」をテーマとした「ワールドカフェ風情報交換会」を行いました。グループ相互をそれぞれの「旅人」が移動しながら意見交換したあと、各グループからの発表を行い、全体で共有しました。
次に、田中宏幸客員教授が、「苅谷夏子/大村はま実践の一つの姿―「花火の表現くらべ」を読み解く」と題した、大村はま先生の実践を解説した資料を紹介し、国語教育の原点について考えました。
全プログラムの終了後に、記念撮影をしました。
【参加者】56名
中・高等学校現職教員20名、
教職履修学生33名〈4年生11名、3年生17名、2年生1名、1年生4名〉
学科教員3名
【プログラム】
・シンポジウム「中学校新任教員としての学び」
ゲスト 深堀恵生先生(広島市立観音中学校教諭)
清川新菜先生(尾道市立高西中学校教諭)
コーディネーター 田中宏幸先生(本学客員教授)
・ワールドカフェ風情報交換会・テーマ「シンポジウムにおいて触発されたこと」
・資料紹介「苅谷夏子/大村はま実践の一つの姿―「花火の表現くらべ」を読み解く」(田中宏幸本学客員教授)
【今後の予定】
次回は2024年12月または2025年3月に開催する予定です。
詳しいご案内は「学科ニュース」にアップします。卒業生はもちろんのこと、本学の卒業生ではない方のご参加もお待ちしております。