

海外で活躍する卒業生の紹介-NYでアーティストとして活躍-
2016.03.31
書道専修(書道学科の前身)の卒業生には海外で活躍する方もいらっしゃいます。院京昌子さんは、その一人で卒業後にアメリカ・ニューヨークに渡り、書道の魅力を発信し続けています。
今回、彼女よりニューヨークでの活動についてコメントをいただきましたので、掲載いたします。
以下、院京昌子さんより。
書道専修(書道学科の前身)を卒業後、ニューヨークに活動の場を移して17年になります。
米国では書道はart form として捉えられています。私は、海外で書を楽しみ、日本文化を発信していくためには「伝統+デザイン、そしてcontemporary を交えたものを」と、長い間奮闘してきました。
下の写真は、NYコロンビア大学で学生たちに日本文化紹介の一環としてワークショップ、デモンストレーションをしている様子です。
また、日本文化や言葉に興味がある人々はもちろんのこと、大学、高校で定期的に書道のレクチャーをしており、私の生徒さんたちは、仮名書、写経等にも挑戦しています。
様々な人種の方々にいかに日本の書道の美しさを、精神性を伝えていくかが私のアーティストとしての永遠のテーマでもあり、展覧会でも数々の作品を紹介させていただいています。
書道は言葉を超えた芸術として海外の人々の中に浸透してきているという確かな手応えを、ここNYで実感しています。