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書道教育実践研究講座(2022年度第2回)を開催しました

2023.04.21

  • 学科イベント

去る3月25日(土)2022年度2回目の書道教育実践研究講座を開催しました。この講座は教員が対象で、書道の授業づくりを中心に教員同士、情報交換を行うことを目的としています。当日は書道教員14名と教員志望の学生4名が参加しました。

 

今回は、新任1年目の2人の先生による実践報告の後、意見交換を行いました。

 

小河原望海先生(岡山県立津山高等学校教諭)は、「見方・考え方を働かせた臨書作品の共有と意見交換」と題し、高校1年生で実践した授業の様子を動画を交えて紹介しました。

 

実践において、王羲之書法が「風信帖」にどう表現されているかという分析に加え、司馬遼太郎の名著「空海の風景」の一節を読み、空海の最澄に対する気持ちを想像させました。すると「風信帖」への見方が変わり、より理解が深まっていく様子が生徒のコメントから明らかになっていきました。

 

門美来先生(山口県立下関西高等学校教諭)は、広島県でも導入が進む授業ツール「ロイロノート」を活用した授業実践を紹介しました。

 

教材の提示をはじめ、作品の共有やコメントのやり取り等が双方向から可能で、生徒主体の授業をしていく上で極めて有効であることを確認しました。今後、ファシリテーターとしての教師の役割がますます大事になっていきそうです。

 

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