6月25日（日）書道学科主催の「書法文化研究会」発表会が本学において行われました。

　

空田佳奈さん（2023年卒業）は、卒業研究「石山切伊勢集」の復元模作の制作過程を紹介。料紙装飾へ施された様々な技法をたどることによって見えてきた課題について発表しました。

　

○和歌と料紙との直接の関連はないものの、自然の風物をイメージし料紙へと表現している。

○きらびやかな料紙装飾にもかかわらず、主張せず、書くためのものとしての配慮が感じられる。さらに、書もまた流麗に書かれる。　等々

　

井田明宏助教は、学生時代から培ってきた料紙装飾の基本技法を紹介。実演とともに、「雲母摺り」「胡粉摺り」「蝋箋」といった技法を参加者が体験しました。

　

初めて体験した料紙加工でしたが、見事に摺りあがった料紙に驚きの声があがっていました。