

心理学の現場を体験しています
2016.12.05
心理学科2年生が履修する「発達臨床演習」は、発達臨床の現場について学び、実習を通して現場が抱えている問題について理解し、心理学を学ぶ者としてどのような支援ができるのかを考える授業です。
本年度は、島根県浜田市にある「島根あさひ社会復帰促進センター」という官民が共同運営する刑務所を全員で見学し、臨床心理士として働く本学卒業生から「加害者(犯罪者)の更正教育プログラム」について話を聞きました。
次に、そのうちの3名の学生が広島県警察本部被害者支援室の職員の方から「犯罪と被害者支援」についての話を伺い、犯罪被害者支援街頭キャンペーンにも協力・参加しました(リンク先はこちら)。
学生たちは、「犯罪」について被害者と加害者の両方の立場を、実習を通してより身近なものとしてとらえることができました。そして、心理学を学ぶ者として今後どのような支援ができるのか(ボランティアなど)、どのような進路を選ぶのか(就職・大学院進学)を考える貴重な機会となったようです。