

授業訪問「心理学基礎演習Ⅲ」
2025.02.03
私たちは日頃、いろいろなアンケートに答えることがありますが、実はきちんとしたアンケート項目を作るのには心理学の専門的な知識やスキルが必要です。
心理学基礎演習Ⅲ(2年生対象)を受講する学生たちは、心理学の研究方法のひとつである「質問紙調査法」について学び、グループごとに自分たちでテーマを立てて、実際に調査をしてデータを収集・分析します。この日の授業では、各グループの発表が行われていました。グループのテーマは、「インスタグラムの投稿回数と性格」「刺激希求欲求と不確実性への耐性」「朝型・夜型と認知傾向」など興味深いものばかりでした。
学生たちからは、「私たちのグループでは、新商品への関心と経験への開放性の関連性について調べましたが、データを分析する際、どのように分析するかによって明らかにされることは異なってくるので、自分たちが何について知りたいのかをしっかりと明確にした上でデータを分析することが大切だと感じました」といった感想が聞かれました。
こういった演習での学びは、卒業研究だけでなく、学生それぞれが社会に出てから役立つ力へとつながっていきます。
調査の計画から実施、分析、発表という一連の流れを、グループで協力しながら進めていきます。
他のグループの発表に質問したり、それに答えたりすることも大切なトレーニングになります。
「結果について他の解釈はできませんか。」担当の藤原先生のコメントはいつも勉強になります。