

卒業研究紹介 ~生塩詞子研究室~
2024.06.10
教員の仕事はその大きな意義とともに大変な面もあり、うつ病による休職者も数多く報告されています。
成廣 優さんは、「教育現場における援助要請及びストレスマネジメントについて-勤務歴10年未満の教員を対象とした検討-」というテーマで卒業研究を行いました。
教員歴10年以内の先生方を対象に調査した結果、他者に頼ることへの抵抗感の強さが援助要請やストレスの解消を難しくしていること、管理職といった上司へのサポート要請の難しさや、若年者でありながら学年主任となった場合の年上の先生方との連携の難しさなどがあるということが示唆されました。
成廣さんは、現在本学大学院教育学専攻(教育学・心理学コース)に進学して、勉強中です。
「大学院に進み、教育学の世界に触れることで、心理学の学びに対する思いがさらに強くなりました。」
「大学院の授業では、他のコースの院生とも一緒に意見交換する機会があり、心理学について多面的な視点から主体的な学びを深めています。」