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実験プログラムを作る~「心理学課題演習Ⅱ」~

2023.02.21

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「心理学課題演習Ⅰ・Ⅱ」(2年生対象)は現代心理学科の3名の教員が担当する必修科目です。学生たちは各教員が担当する時間に、それぞれ全く違った心理学のアプローチの方法を学びます。

齋藤大輔准教授(神経・生理心理学)の担当時間では、学生たちは自分たちでPsychoPyという実験刺激作成ソフトを使って実験プログラムを作って実験し、結果を分析して発表します。この授業を通して、学生たちは、刺激をランダムに提示したり、実験参加者の反応時間を精密に計測することができるようになります。

授業を受けた学生からは、「PsychoPyを使って自分たちで課題を作成することができて、とても充実感がありました」「限られた時間の中で課題作成から発表までやり遂げたことは、今後役立つ貴重な経験だと思います」といった声が聞かれています。

現代心理学科では、こういった自分でプログラムを扱うスキルは、社会に出てからも大いに役立つスキルだと考えて大切にしています。

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自分が作ったプログラムがちゃんと走るとうれしくなります。

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齋藤先生が机をまわって、それぞれの学生の疑問にていねいに答えてくださいます。

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心理学の実験でよく使われる「ストループ課題」を作っています。赤色の「あお」という単語を提示して、単語の色(この場合は「あか」が正解です)を答えてもらう課題です。

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こちらは「文字変換課題」を作っている最中です。「C+1」の正解、「D」を選ぶまでの時間が計測できます。

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自分たちが作ったプログラムで実験を実施し、結果を発表します。自分たちで課題から作ったので、得られた結果に対する思い入れもひとしおです。