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卒業研究紹介 ~池田智子研究室~
2022.10.25
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最近本屋さんで、「繊細さん」というタイトルの本をよく見かけます。心理学において、感覚処理感受性とは,聴覚・視覚・触覚・嗅覚などの情報を強く深く処理する人格特性であるとされています。
小山知花子さん(4年)は卒業研究で、心理学でよく用いられるストループ課題という課題を用いて、感覚処理感受性が高い傾向にある人の情報処理の特徴を調べています。ストループ課題では、たとえば、青い色で書かれた「赤」という単語の色を答える(この場合、「あお」と答えなければなりません)といったことが参加者に求められます。
小山さんのこれまでの実験結果では、感覚処理感受性の高い人は低い人に比べて、漢字の単語の色を答える時に、その色とは異なる意味を持つ単語からの影響を受けにくいことがわかりました。
小山さんは、「卒業研究では、これまで気になっていたことを、実験を通して調べることができて嬉しいです。自分の身近な疑問を解き明かせるところが心理学の面白さの1つではないかなと思います」と言います。
「単語の色をできるだけ早く正確に言ってください。」
分析結果について、ゼミの先生に個別相談中です。
ゼミの時間には、それぞれが実験や調査の結果を発表して、みんなから意見をもらいます。
同じゼミで2年間過ごした仲間同士、互いに率直な意見を交わせるので、とても勉強になります。