

卒業研究紹介~藤原裕弥研究室~
2022.01.17
近年、日本国内では数百年に一度といわれるような豪雨災害がたびたび起き、多数の被災者が出ています(広島では2014年、2018年)。このような災害時には自宅を離れ、安全な避難場所へ避難することが求められますが、さまざまな考え方の偏り(認知バイアス)が起こる結果、避難行動が妨げられることがわかっています(表参照)。
このような認知バイアスがあるため、いくら正確な災害情報を提供しても、防災行動につながりにくいのです。そのうえ、これらの認知バイアスは、人間の正常な機能であるため(災害時には防災行動を妨げますが)なくすことはできません。そこで、藤原ゼミの山口梨華さん(4年)は、「メッセージの種類が災害時の避難意思に及ぼす影響」と題して、災害時に届く避難勧告メッセージが避難しようという意思に及ぼす影響について検討しました。
指導教員である藤原先生と研究結果について意見交換しています
卒業論文発表審査会に向けて発表練習しているところです