

卒業研究紹介―池田智子研究室―
2021.11.15
みなさんは、面白い小説を手にして、一気に読み通してしまったというような経験はないでしょうか。また、日頃、 PCやスマートフォンのデジタル媒体で小説を読むよりも、本で読む方が頭に入ってきやすいといった経験はないでしょうか。
読書好きの三島沙希さん(4年)は、時間を忘れて読むことにのめりこむ「没入感」が、紙媒体とデジタル媒体では違うのではないだろうかという自らの経験を通して感じた疑問から、「表示媒体が文章読解時の没入感に及ぼす影響―紙媒体とデジタル媒体の比較を通して―」というテーマで研究しています。実験では参加者に、説明文と物語文を紙とPC画面の両方で読んでもらいます。三島さんは、現在実験が終わり、自分でもどんな結果がでるか楽しみに、分析をはじめています。
実験手続きの説明をする三島さんです。
読みに要した時間も計測します。
PC画面で物語文を読んでいるところです。