

授業訪問~心理学基礎演習Ⅱ(質問紙調査法)~
2015.09.08
私たちは日頃、いろいろなアンケートに答えることがありますが、実はきちんとしたアンケート項目を作るのには心理学の専門的な知識やスキルが必要です。心理学基礎演習Ⅱ(心理学科2年生対象)の橋本博文先生の担当部分を受講する学生たちは、心理学の研究でよく使われる研究方法のひとつであり、私たちが通常アンケート調査と呼んでいる「質問紙調査法」について学び、グループごとに自分たちでテーマを立てて、実際に質問紙を作成してデータを収集します。最終回のこの日の授業では、各グループごとの発表が行われていました。それぞれのグループのテーマは、「話上手な人は恋愛が出来ない」「自己開示傾向が強いのは末っ子!?」「自分のことをよく話す人は寂しがりや?」「写真の中央に写る人の自己愛度」など興味深いものばかりでした。それぞれの発表には、橋本先生の暖かくもするどい指摘が...こういった演習での経験が、学生それぞれの社会に出てから役立つ力へとつながっていきます。
「データから示される結果それ自体と、結果に対するみなさんの解釈とを混同しないことが重要です。」(橋本先生)