

集中講義 ―非行・犯罪の心理学―
2019.09.02
現代心理学科の夏の集中講義のひとつ、「非行・犯罪の心理学」ご担当の毛利真弓先生(同志社大学・臨床心理士)は、過去を告白しながら再犯に走らない方法を話し合うといった独自の改善指導プログラムの開発などに関わられており、「ニュースや新聞で報道されている犯罪について,加害者の視点に立って「なぜこの人はこのようなことをしたのか」を考えることが大切です」と話されます。講義を受けた学生からは、「授業を通して、薬物依存や性的暴力、被害者と加害者の状況など、多くのことを学びました」といった感想が聞かれました。まだまだ残暑の毎日ですが、学生たちは、夏の終わりを有意義に過ごしています。
「犯罪は社会や人とのつながりの中で起き、またそこで修復していくものであることを知って欲しいと思います。」(毛利先生)
「被害者と加害者だけでなく、その家族に対するケアの大切さを学ぶことができました。」(学生の感想から)
たくさんの丁寧なデータに基づく興味深い先生のお話に、学生たちは暑さも忘れて引き込まれていました。