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湯来温泉の観光まちづくり企画を発表しました

2022.03.16

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広島の方でしたら湯来(ゆき)という名前を耳にしたことがあるかもしれませんね。市中心から車で約1時間、中国山地の山あいにたたずむ温泉町です。昭和の頃は旅館も立ち並んで賑わっていたそうですが、今その面影はありません。そんな湯来町が近年、豊かな自然を生かしたアクティビティで注目されるようになりました。人気は清流を歩くシャワークライミング。古民家宿泊にも力を入れています。
質の良さで定評のある砂谷(さごたに)牛乳、SNSでバズったサンショウウオこんにゃくも湯来特産。こうした「地域のお宝」をつないで、"湯来町ってこんなところ!"と誰もが思い浮かべられる場所にしようと頑張っているのが、NPO法人「湯来観光地域づくり公社」の佐藤亮太さんです。今回、そんな彼を支える広島県観光連盟の蘭礼子さんから西原ゼミに声がかかり、湯来町をもっと知ってもらうための観光商品づくりに挑戦させてもらいました。
様々な観光事業に関わってきた蘭さんから観光ビジネスのノウハウを学び、湯来町でのフィールドワークも敢行。4か月近い時間をかけて練り上げた企画を2月15日に披露しました。審査員はもちろん湯来の佐藤さん。有望なものは即商品化という約束なので、発表も審査も真剣です。その結果なんと、牧場コテージ、森のツリーハウス、手ぶら女子キャンプにオートキャンプ、さらには竹炭アイスやサンショウウオわらび餅などたくさんの提案が採用されることになりました。今後は業者さんも加わっての企画会議がスタートする予定。湯来の観光マップに載るような名物に育てることを目標に、引き続き関わっていくつもりです。

  • kanko20220316_02.jpg事前調査を実施。
    佐藤さんに湯来を案内していただきました。
  • kanko20220316_03.jpgいよいよ発表開始。少し緊張気味です。
  • kanko20220316_04.jpg審査員もゼミ生も真剣なまなざしで聞き入っています。