

著者に聞く:山本克司先生
2022.10.31
2021年4月に公共経営学科の山本克司先生が共同で出版された書籍についてお聞きしました。
「現代社会の医療・介護において、従来の研究領域では解決できない問題が発生しています。認知症高齢者の不法行為問題、終末医療の自己決定の問題、感染症拡大におけるトリアージの問題、治療のインフォームド・コンセントについての患者の知る権利の問題などです。これらの課題を解決するには、法学・医療・福祉の学際的な研究が必要です。
そこで、医師の資格をもつ大学教授と法学を専門とする私が共同で編著者となり医師、看護師の大学教員および実務家が学際的見地から、医療・看護にかかわる人権的・倫理的問題について執筆しました。医療・看護に携わる人の業務に役立つ書籍になって欲しいと思っています。」