

広島電鉄に職場見学実習へ行きました
2025.01.08
公共経営学科1年 藤岡美海
今回、広島電鉄さんを見学させていただいて、現場の方のお仕事に対する熱い想いを知ることができました。県庁所在地として広島駅を人が集まり緑あふれる場所にする、というコンセプトのもと行われている大規模工事、説明の中でも「ストーリーを造る」という言葉がとくに印象に残りました。建物を建てるだけではなく、どう「広島」を伝えるのか、「人」と「建物」の関係がどうあってほしいのか、いたるところに普段過ごすだけでは気づけない様々な工夫が施されていて、感動しました。川がたくさん流れているという広島の特徴を表した壁や天井の形、折り鶴モチーフの模様、平和の色である白色を多用している外観、路面電車の乗降場にあえて柵などの仕切りを造らず施設と融合し賑わいある空間にする演出、バス停に木を植えるのではなく、公園をベースとしその中にバス停を入れる、人が集える場所を作るための広めの通路の幅、広島市内の景色を見やすくするためのガラス柵、いずれも広島愛であふれる空間でした。既存の場所も新幹線口の六本の線が広島の川を表しているのを初めて知り驚きました。今後、建物を見るときは目線を変えて見てみようと思いました。
そしてなにより、案内してくださった方々がとても楽しそうに生き生きと説明してくださり、屋上から見える工事の現場を嬉しそうに写真に収めておられたり、本当にこの仕事が好きで誇りを持っておられるんだなと分かりました。路面電車の駅前大橋の建設に浮力を持たせるために発泡スチロールが初めて使用されていたり、線路をつなげるのに緻密な作業で夜中に地道に進めていたり、技術の面もとても興味深かったです。私も将来自分の仕事に誇りを持てるような働き方がしたいと思いました。
広島駅の工事現場を見学するという、なかなかできないとても貴重な体験をさせていただいて広島駅の完成がより楽しみになりました。映画館や広島発上陸のお店などワクワクもたくさんあるそうなので今回受けた説明を思い出しながら利用していきたいです。個人的な感想ですが南口に利用しやすい車の乗降場ができたのがうれしいです。
今回の経験を今後の進路選択に活用していきたいです。