

中国運輸局に職場見学実習に行ってきました
2024.12.10
公共経営学科1年 松岡燈央梨
今回国土交通省中国運輸局を見学させていただき多くのことを知ることができました。そもそも中国運輸局という言葉を初めて知り、交通運輸や観光に関する施策をまとめていることが分かりました。普段私たちが使っている公共交通機関の運賃やルールなどは中国運輸局で決められており、安心・安全に生活するために働いておられます。また、観光のことにも携わっておられ、現在は日本に訪れる外国人観光客に向けた新たな観光資源を見つけ出しておられます。過去にはシンガポールで日本の博覧会を開催したことがあるとのことでした。
しかし近年はインフラの関係もあり海外へのPRは減少しているが、別のところがしておられるそうです。他にもバリアフリーを推奨する活動を行っておられ、近々スタジアム付近でバリアフリー教室を開催されるそうです。バリアフリーは物理的バリアフリーと心のバリアフリーの二つに分かれています。物理的バリアフリーは鉄道の車体を低くし高齢者や車いすの人も乗り降りしやすい設計にするなどです。これによりバスは車体が下がるようにされ、車いすが乗り降りする際などにはスロープが出せるようになっています。心のバリアフリーは心身に障害を持っている人と健常者との壁をなくす取り組みです。心のバリアフリーを実現するためには健常者と障害者が互いに理解を深めるためにコミュニケーションをとる必要があります。
中国運輸局は県庁と比べると10分の1の約400人の職員の方がおられます。そのうち技術職の方は100人以上で、海上安全部や海事振興部で船舶に関するお仕事をされていました。国家公務員に採用される手順としては、専門科目または教養科目からなる国家公務員試験を受け、面接の後、各省庁にPRをしに行く必要があるそうです。中国運輸局の残業時間は平均すると10時間未満で人事異動の際も家から通えるところを希望できるそうです。希望すれば二年間東京で勤務することも出来るそうで、若いうちに行くといいとお聞きしました。またフレックスタイム制度が導入されており育児と仕事が両立しやすくなっているそうです。
中国運輸局には様々なサークルがあり、野球やテニス、バレー部や写真部があるそうです。サークルがあることも関係しているのか、見学していても、とても職員の皆さんがとても親密にしておられました。職場の雰囲気はとてもよかったです。