

2期生 公務員試験合格者インタビュー#4(米子市役所)
2025.02.03
4年間の学修成果を発揮し、見事、米子市役所に内定した公共経営学科4年生(2期生)のTさんにインタビューを行いました。
■公務員を目指した理由を教えてください。
きっかけは、高校生のときに鳥取県で上演された漫画を原作とした舞台を見たことです。鳥取県がスポンサーとして公演を支援していたことがとても印象に残り、自分の想像以上に様々な仕事に携わることができる公務員という職業に興味を抱きました。
元々「地元である米子市の役に立ちたい、米子市の魅力を多くの人に伝えたい」という気持ちが強かったため、地域活性化に関することが学べる公共経営学科に進学することを決め、米子市役所を志望しました。
■公務員試験に向けた勉強や対策、モチベーション維持の方法を教えてください。
1年次から学内の公務員試験対策講座を受講し、3年次から本格的に勉強を開始しました。教養試験と専門試験両方とも勉強していましたが、第一志望先の受験形式がSPIだったため、途中からSPIと教養試験に絞りました。決めた参考書に何周も取り組み、本番を想定して1問にかかる時間を計りながら勉強していました。
小論文対策は、講座を受講して自分が多くの小論文を書くことができる環境に身を置きました。友人や先生と意見を交わしながら志望先に関する情報収集を重ね、時間内に文章を書ききることを習慣づけました。面接対策でも、友人や先生方に協力を仰いで練習を重ね、録音・録画をしながら自分の癖を自覚して改善していきました。
モチベーションの維持方法は、アプリを使って毎日の勉強時間を計測し、合計の勉強時間を振り返ることです。それをペースメーカーにしていました。また、自室の壁に目標を書いた紙を貼って毎日それが見える状態で過ごしたり、友人とお互いを励まし合ったりして自分の就活の軸を真っ直ぐ保つことを心がけました。
■公共経営学科で印象に残っている学びや経験について教えてください。
1年次と2年次に参加した公共経営学科のプログラムが特に印象に残っています。このプログラムでは、市役所から提示された課題の解決方法をチームで検討し、プレゼン発表を行います。チームで何度も話し合いを重ね、発表にあたっては、課題を選んだ理由や解決方法の根拠を聴衆に分かりやすく伝えることを重視しました。課題の詳細を知らない場合でも理解できるように、発表の構成だけでなく写真や図表を用いて視覚的に分かりやすくすることを心がけました。また、施策提案のために自治体について自分たちから調べることで、その自治体が実施している具体的な施策を知ることができ、興味を抱くきっかけになりました。この経験を通じて情報を収集することと、情報発信の重要性を改めて実感しました。
■最後に、公務員を目指す方へメッセージをお願いします。
公務員試験は長期戦なので、不安に駆られる時もあります。しかし、友人、家族、先生といった周りの人との関わりが大きな助けになりました。お互いに励まし合ったり、受験先の情報を共有したり、何気ない会話をしたりすることが心の支えになってくれました。もちろん自分で努力を積み重ねることも大切ですが、一人の力には限界もあります。受験は団体戦だとよく言われるように、公務員試験においても周囲の力を借りたからこそできたことが沢山ありました。受験の際には、自分の就活の軸を真っ直ぐ保ち、今までの準備を信じて本番は腹を括る、そんな気持ちで毎回挑んでいました。
公共経営学科では、目標に向かって一緒に切磋琢磨できる環境が整っています。困ったときは気兼ねなく相談して、自分のペースで頑張ってください。応援しています。