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2期生 公務員試験合格者インタビュー#3(竹原市役所)

2025.01.31

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4年間の学修成果を発揮し、見事、竹原市役所に内定した公共経営学科4年生(2期生)のTさんにインタビューを行いました。

 

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■公務員を目指した理由を教えてください。

最初は、ただ漠然と誰かの役に立つ仕事がしたいと思っていました。しかし、公共経営学科で、「社会をより良くしていくためには、1つの領域だけでは難しいこと」を学びました。そのことがきっかけで、それぞれの部署が補完しあって社会の維持・発展に貢献し、当たり前の日常を守る仕事にやりがいを感じれると思い、公務員を志望しました。

 

■公務員試験に向けた勉強や対策、モチベーション維持の方法を教えてください。

自分が苦手としていた数的推理と判断処理は、大学1年次から大学内の課外講座を利用しながら少しずつ解けるように努力していました。大学3年次の春からは、公共経営学科の先生方が開講してくださった公務員試験対策講座に出席して、問題のポイントをおさえながら、何回も同じ教材(スーパー過去問ゼミ)を使って勉強していました。大学3年次の後期からは、小論文講座を受けました。色んな人の意見を聞くことで、知識を蓄え、思いつかなかったアイデアを自分のものにし、自己成長に繋げていました。
モチベーション維持としては、特に2つのことをしていました。1つ目は、自分が1日にどれだけ勉強したかを可視化することです。それを試験の直前に見返すことで、「これだけ頑張ってきたから大丈夫」と自信を持つことができました。2つ目は、同じ試験科目がある友人と一緒に勉強することです。1人で勉強することもありましたが、大学3年の春休みからは本格的に大学で友人と一緒に、朝10時から19時頃まで、休憩を挟みながら勉強していました。同じ単元の問題を時間を計って解いたり、分からない問題をお互いに教え合ったりすることで、1人で勉強するよりも知識を深めることができました。

 

■公共経営学科で印象に残っている学びや経験について教えてください。

1年次から公共的な業務を担う行政機関に職場見学に行けるところが魅力だと感じました。実際に働いている人の信念や仕事内容を直接聞くことで、自分に合った仕事なのかそうでないのかを働くイメージを膨らませながら、やりたいことを明確にしていきました。
また、学科プログラムや公共政策演習などの授業を通じて、1人では解決できない課題に対してグループワークで解決策を導き出す機会が多くありました。その際、私はアイデアを多く出すのではわけではなく、何の目的でやっているのかを一歩引いて冷静に判断するように心掛けました。目先のことだけを考えるのではなく、全体の公益性を考え、将来を見据えて準備を進める重要性を学びました。

 

■最後に、公務員を目指す方へメッセージをお願いします。

公務員試験は自分との闘いになります。私自身、何度も試験に落ちてしまって、公務員になることを諦めてしまいそうになることも多々ありました。しかし、先生から「最後まで付き合うし、今は苦しいかもしれないけど、次は必ずあなたの番がやってくるから」とメッセージをいたただいたり、友人から応援の手紙をもらったり、親から「今しか頑張れるときないよ」と背中を強く押してくれる言葉も貰いました。私自身、合格することができたのは間違いなく、周囲の支えがあったからこそだと感じています。また、将来なりたい自分を想像することで、最後まで諦めることなく頑張ることができました。
公務員に興味はあっても、何をしているのか正直分からない人も多くいると思います。私も、「公務員=市役所」と思い込んでいました。しかし、公共経営学科では、様々な授業を通して「この仕事も公務員が担ってるの!?」といった新しい発見があります。そのため、自分が将来やりたいことも見えてくると思います。
公共経営学科には、同じ志を持つ仲間や親身になって相談に乗ってくださる先生方がいるので、とても心強いです。自分の思うようにならないことも沢山あると思いますが、自分の個性を輝かせながら悔いなく頑張ってください。