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2024「地域課題解決プロジェクトin廿日市市」を実施しました

2024.08.19

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公共経営学科では、学科開設時から1年生全員を対象に「地域課題解決プロジェクト:行政と連携した実践演習」に取り組んでおり、今年は廿日市市役所の全面協力のもと、8/8~9の1泊2日で実施しました。

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このプロジェクトでは、市役所の庁舎見学だけでなく、実際に市が直面している地域課題についてチームで解決策を提案します。今年は廿日市市から「豊かな自然環境を次世代につなぐには」「ふるさとの誇りや愛着を育むには」など8つの課題をいただき、1年生はグループでのプレゼンテーションに初めて挑戦しました。

初日は廿日市市役所・あいプラザの見学実習から始まりました。講話では「女性職員としての働き方」をテーマに、出産・育休・配偶者の転勤などのライフイベントを通して、どうやって自身のキャリアを形成してきたのかを課長からお伺いし、学生たちは真剣に耳を傾けていました。
また、安田女子大OGを含む若手職員の方との交流会では、小グループに分かれ、市職員としての苦労ややりがい、学生時代にしておくべき経験など、学生たちの素朴な質問にも丁寧にご回答いただき、それまで漠然としていた「働くこと」のイメージが、やや現実味を帯びてきたようでした。

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その後、全員で市電に乗り、宮島に向かいました。途中、日向灘を震源とする地震発生を知らせる緊急地震速報が流れるなど一時騒然としましたが、乗船予定だったフェリーを1本遅らせて、無事を確認してから宮島に渡りました。

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宿舎に到着後、全員揃って美味しい夕食をいただき、汗を流した後は、翌日の課題発表の最終調整です。見学実習でお聞きした話からテーマを変更したチーム、なかなか解決策が決まらず夜遅くまで悩んでいたチームもありましたが、3年生サポーターが直接アドバイスするなど頼もしい姿も見られました。

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2日目は朝から課題解決策の発表です。1年生は初めてのプレゼンテーションとは思えないほど立派な発表をしてくれました。2年生・3年生の発表はさすがに上手で、発表後の振り返りでは「次回は、先輩たちのように費用面など現実的な部分まで具体的な提案ができるようになりたい」といった抱負も語られました。

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無事発表を終えた後は、地元で長く愛されてきた名物「あなごめし」を中心に、美味しい料理をお腹いっぱい頂き、その後、自由散策・解散となりました。

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5月のオリゼミとはまた違う雰囲気の中で、1年生の積極性やコミュニケーションが深まってきたことを実感しました。このプロジェクトでは毎年上級生サポーターを募っていますが、今年度は2年生4名、3年生7名が自主的に参加し、研修の運営・司会進行や1年生のサポートをしてくれました。自分たちが経験してきたことを後輩たちに伝えていく立派な先輩たちの姿を見て、来年もサポーター希望者が増えることを願っています。

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