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1期生 公務員試験合格者インタビュー②(広島県庁)
2023.12.25
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4年間の学修成果を発揮し、見事、広島県庁に内定した公共経営学科4年生(1期生)のSさんにインタビューを行いました。
公共経営学科に入学した当初は特にやりたいことがなかったので安定した職業である公務員を志望していました。しかし、「公共経営学概論」や「公共政策演習」などの授業やインターシップを通して、「誰もが誇りをもって暮らすことができる広島県にしたい」という思いが強くなりました。
■公務員試験に向けた勉強や対策、モチベーション維持の方法を教えてください。
公務員試験は科目数が多いため、勉強に偏りがでてしまわないように何をどのくらい勉強したのかを記録していました。また、いつまでにどのくらい勉強しておく必要があるのかを逆算し計画をたてて勉強していました。
私はモチベーションを維持するために友人と勉強をしていました。当初は大学で1人で勉強をしていましたが、他学科の先輩方から「友人と勉強をした方がいい」とアドバイスをいただいたことをきっかけに4人で勉強を始めました。朝の8時に大学に集合したり一緒に時間をはかって問題を解くなどルールを作ったりしながら勉強していました。勉強していく中で集中力が切れることややる気が出ないこともありましたが、目の前で勉強している友人を見ると「私も勉強しないといけない」という思いになるため、1人で勉強していた時よりも勉強がはかどりました。
■公共経営学科で印象に残っている学びや経験について教えてください。
公共経営学科では経済や経営などの基礎知識から民法や憲法などの公務員試験で必要となる知識まで幅広く学ぶことができました。また、1年次から授業の中で小論文の書き方を学んだり、実際に集団討論を行ったりする機会があり、早い段階から公務員の試験内容についてイメージをもって勉強することができました。
このように幅広く学んできた中でも特に3年次の後期に受けた「公共政策演習」という授業が就職活動に役立ったと思います。この授業では人口減少や担い手不足などの問題が合わさり衰退傾向にある中山間地域の特産品や職人の技術に興味を持ってもらうことを目的に、伝統工芸品を活用した商品開発に取り組みました。商品開発をするにあたり実際に現地に行き、職人の技術の素晴らしさや伝統工芸品に込める思いを学び「広島県にはまだまだ知られていない魅力が多くあるのだな」と思い、「広島県の魅力を伝える仕事に携わりたい」という目標ができました。貴重な経験やこれからの目標を見つけることに繋がった「公共政策演習」という授業が私にとって大きなターニングポイントになりました。
公務員になるためには筆記・小論文・面接試験を受ける必要があるため、不安に思われる方もいると思います。私も試験対策をしていく中で「本当に公務員になれるのか」という不安を抱えていました。しかし、公共経営学科は公務員になる人が集まっているため同じ目標をもった仲間と共に頑張ることができ、この点が公共経営学科の1番の魅力だと思っています。そして、学生だけでなく先生方も同じ目標を掲げて一緒に頑張ってくださるので、とても心強いです。
また、公務員に興味はあるけど公務員を目指す明確な理由が見つからない方もいると思います。そのような方にぜひ公共経営学科にきていただきたいです。公共経営学科では公務員になるためのカリキュラムが1年次からしっかり組まれており、見学実習では公務員の方と直接お話する機会や業務内容を学ぶことができ、インターシップでは実際に業務を体験することがきます。そのため、授業を通して多くのことを経験していく中で「自分が将来何をしたいのか」「なぜ公務員になりたいのか」を見つけることができると思います。
高校生の皆さん、公共経営学科に入学して、同じ目標を持っている仲間と一緒に頑張りましょう!