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マダガスカル探検調査 第九報 復路① ムルンダバ→アンタナナリボ

2017.07.05

  • 学科コラム

7月5日、ムルンダバを離れる日です。

ホテルに無理を言って朝5時半の朝食提供をお願いし、6時に出発しました。一昨日に来た同じ道を引き返すのですが、通過時間が異なるため景観も変わったものになりました。

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    トイレ休憩で見つけたアリ塚

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    山あいの小さな集落

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金の採掘作業


ムルンダバには小さいながらも空港もあり、空路だとアンタナナリボまで2時間かからない程度です。
当初は飛行機での移動も検討したのですが、航空料金が高いことと(一人5万円くらい)、さらに欠航や時間変更が多く予定が組みにくいらしいので、時間はかかりますが車での移動にしました。13時過ぎに小さな街の食堂で昼食を取り、16時頃に中継地最大の街アンツィラベに到着しました。
結果的には、沿道の植物や不思議な果物の観察はもとより、人々の暮らしや食堂での食事、壮大な景色が楽しめて正解だったと思います。

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    ランチブレイクした街

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    HOTELY MANOAで昼食です

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    ゼブ牛の煮込みとライス、塩気のまったくないスープで2,500Ar(約100円)

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    食堂の外にいた少女

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    肉屋さん

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    果物屋さん(右端の小さな丸い実は、日本のものと同じナツメで、干したら大棗という生薬になります)

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    TelmaやAirtel(携帯電話会社)のプリペイドカードはいたるところで売っています

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    雑貨屋さん


アンツィラベには、深夜の到着にもかかわらず空港まで迎えに来てくれていたリバ先生のお兄さんがカトリック教会の神父としていらっしゃいます。
実はお兄さんは往路にこの町で朝食休憩をした際も、半ズボンしかなく寒さに耐えかねていたリバ先生のために、レストランまで長ズボンを届けに来てくれた優しい方です。

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Rakotondraibe神父(右から2番目)と一緒に


教会を表敬訪問後、アンツィラベを出発し20時頃にアンタナナリボのホテルに到着しました。
車での長距離移動はこの旅では最後となりますが、ホッとする反面、どこか残念な気もしながらホテルで夕食を取りました。

明日はCNARPに行き研究者たちと打ち合わせをして、Lemurs' Parkを訪れる予定です。 その後、深夜1時25分のフライトでマダガスカルを離れます。