

マダガスカル探検調査 第十報 復路② CNARP最終打合わせ
2017.07.06
7月6日、アンタナナリボで最後のチェックアウトを終えて8時半にホテルを出発、CNARPに向かいました。
CNARPのすぐ近くには日本大使館があるとのことで、興味本位で立ち寄ってみました。
写真撮影は禁止されているものの、日本人だというと敷地内には入れてくれたので、一時再入国(?)です。
久しぶりに日の丸を見ました。 外国で見るからか、いつもより美しく感じます。
CNARPでは先日ムラマンガの山中に一緒に分け入った方々が迎えてくれました。
採集した植物サンプルはすでに乾燥工程に入っていて、月曜日から粉砕に取りかかるようです。
抽出法の打ち合わせや調製後の抽出エキスの送り先などを確認しました。
CNARPでの打ち合わせ
採集してきたサンプル
試料乾燥機
乾燥された試料
その後、リバ先生が卒業したアンタナナリボ国立大学(もう知っている人は誰もいないとのこと)を散策していると、リバ先生の弟さんが合流、午後からご家族も一緒にLemurs' Parkを訪れることになりました。
アンタナナリボ大学理学部(かな?)
Lemurs' Parkはアンタナナリボから20kmくらい離れた公園で、マダガスカル固有の9種のキツネザルの仲間を、70種を超える固有植物とともに、公園内で自然に近い形で飼育しています。
ムラマンガのホテル併設の公園で見たキツネザル以外にも、ピョンピョン跳んで移動するシファカや野生のカメレオンにも会うことが出来ました。
放し飼いのマダガスカルホシガメを見て、「リバ先生が"これ美味しいんだ"と言ってましたよ」と川上先生が言うと、ガイドさんは苦笑いをしていました。
(※食べたのは昔の話です)
続・マダガスカル感のある風景 その1
続・マダガスカル感のある風景 その2
大塚先生とキツネザルpart.1
大塚先生とキツネザルpart.2
大塚先生とマダガスカルホシガメ
大塚先生と旅人の木
カメレオンはどこでしょう?(正解はこの記事の最後に)
シファカの得意技!
ガイドさんと園内を散策中、フランスのTVクルーが話しかけてきて大塚先生が取材されている様子を撮影していきました。
どんな放映になるんでしょうか。
フランスのTV局の取材を受ける隊
その後、街中のショッピングセンターで買い物をして、大渋滞に巻き込まれながら19時半にアンタナナリボ・イヴァト空港に到着しました。
(あらためて見ると首都の空港なのに1階建てでした)
アンタナナリボ・イヴァト空港
これからの出発便
6月29日に再会して8日間をともに過ごしたリバ先生ともここでお別れです。
「今度は日本に来てね」と握手をしながら約束しました。
さぁ、ここからは自力です。
出国手続き中「日本人こっちにおいで」とすごく親切に出国カードを作成してくれた係員は、後でしつこくチップを要求してきました。
アリアリはドルに交換したので手元にないし、そのドルも手頃な紙幣がなくて困っていると大塚先生がそっと$1紙幣を渡してくれて難を逃れました。
街中ではこういうちょっとした面倒をリバ先生が回避してくれていたんでしょうね。
シャッター街のようにほぼ閉店している免税店も搭乗客が集まってくると開店し、そして搭乗時刻になると元のシャッター街に戻っていきました。
午前2時、定刻より少し遅れてパリのシャルルドゴール空港に向けての離陸、あっという間に深い眠りにつきました。
正解