

薬用植物園だより ―モミジバフウのお祓い式―
2024.07.04
安田女子大学・同短期大学(安東キャンパス)の開学のころより、本学の学生の学びと旅立ちを長年見続けてきた、薬用植物園の前にあるモミジバフウ(別名アメリカフウ)の木4本が、この度新設される2号館(理工学部校舎)の建築に伴い、伐採されることとなりました。それに先立つ6月18日、本学関係者および施行主である清水建設株式会社の関係者の出席のもと、工事の安全を祈念するお祓い式が執り行われました。
モミジバフウは、その葉の形が名前の由来となっており、秋が深まるにつれて緑→オレンジ→赤→紫と葉色が変化し、街路樹として列植すれば紅葉のグラデーションを楽しめる庭木です。広島でもよく見かけますが、葉や樹脂には独特の芳香性があり、このためか虫があまり寄りつきません。また、鈴のような特徴ある実をつけます。並木の前は現状駐車場となっていますが、薬学棟(9号館)が竣工した20年近く前はテニスコートがあり、スポーツする学生たちも見続けていました。
当日の式の様子とモミジバフウの並木を、いくつか写真で紹介します。2025年度には、理工学部棟へと変わります。
お祓いの儀式の様子
モミジバフウの並木(左)
モミジバフウと9号館(右)