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花だより(9月) -コガネバナと食用カンナ-

2022.09.28

  • 学科コラム
  • yaku20220928_01.jpgコガネバナ
  • yaku20220928_02.jpg食用カンナ

長い夏も終わり、9月21日から後期の授業が始まりました。薬学科では2年生対象の「薬品分析化学実習」を皮切りに、本格的な実験実習が開始となります。薬草園ではこの時期に「花」をつける植物は多くないのですが、涼しげな紫色のコガネバナと鮮やかな赤色の食用カンナが咲いています。コガネバナの周皮を除いた根は有名な生薬「オウゴン」で、主な成分としてバイカリンを含み(日局18(医薬品規格基準書)の「オウゴン」「オウゴン末」では、乾燥物に対して10.0%以上と規定)、漢方では、「温清飲」(うんせいいん)「黄連解毒湯」(おうれんげどくとう)などに処方されています。また、食用カンナは、沖縄を中心に栽培されており、方言ではビジンスーと呼ばれ、デンプン質の根茎を食用とします。是非、涼をもとめて薬草園をのぞいてみてください。