

薬学科6年生が研究成果を学会発表しました
2023.07.12
第30回クロマトグラフィーシンポジウム(CS30)が6月28日(水)から3日間にわたって岐阜大学(岐阜市)で開催され、分析化学分野の学生2名が研究成果をポスター発表しました。会期中はあいにくの雨模様でしたが事前の練習成果を存分に発揮して発表しました。発表タイトルは「フェロジピン製剤の光安定性評価と光分解物の構造同定」および「トリプロリジンの光分解性評価と光分解物の構造同定」で、いずれも両医薬品の光暴露における分解物をLC-ESI/MS/MSおよびNMRにより同定し、その分解経路を明らかにしたものです。フェロジピンでは光二量化によりダイマーが生成し、トリプロリジンでは光異性化反応により、二重結合を介したtrans体からcis体への異性化がおこっていることが初めて明らかとなりました。なお、同学会では同分野の川畑助教も「ニトレジピンの光分解性評価」のタイトルで研究成果をポスター発表しました。今後の分析化学分野の益々の研究の発展が期待されます。
岐阜大学正門で記念撮影
受付の学会ポスターを背景に
研究内容の説明をする学生
質問に応える学生