

看護学科 オンライン授業報告 №2
2020.06.02
看護学科では教員一同力を合わせ創意工夫しながら、オンライン授業を行っています。
今回は「精神看護学」「公衆衛生看護学」「高齢者看護学」の3つの領域と「まほろば教養ゼミ」のオンライン授業の取り組みについて報告します。
<高齢者看護学領域>
高齢者看護学の領域では、高齢者の身体の特徴を踏まえた看護実践を学びます。特に、演習では高齢者のケアに必要とされる細かい手技や方法についての実技を体験します。講義には、教員が作成した動画教材を活用して、授業の事前学習や復習をすることができます。実際の授業では、演習の前に教員によるデモンストレーションがあり、それから学生さんは演習を実施します。オンライン授業の期間中は、学生は動画を見ながらチャット形式で質疑応答をしながら授業を受けています。
事前学習「高齢者のおむつ交換」の動画撮影風景です。
多くの教育教材を準備して講義を行っています。
<精神看護学領域>
精神看護学領域では、現在、看護方法論を展開しています。この講義は、臨床の現場において、実際に看護計画を立てて実践できるための基礎となる学習です。その中では、治療方法についての学習も行います。その治療方法のひとつにはレクリエーション療法があります。レクリエーション療法は精神に障害をもった方々の生活の中の楽しみを見出し、社会復帰・社会参加を促進することつながります。
これからの講義では臨地実習をイメージして治療的コミュニケーションの方法やレクリエーション療法の企画の学習なども取り入れていく予定です。
<公衆衛生看護学領域>
毎年、学生たちは上安や安東地域の地区に出かけて、住民の方々を対象とした健康教育のデモンストレーション演習を行っています。今年は、新型コロナ感染症予防のためにどれも実施できなくなりました。学生たちだけではなく、地域の方からも「楽しみにしていたのに残念」という声をいただきました。保健サービスの実際をリアルに感じてもらおうと、健康相談や家庭訪問場面を教員同士でビデオ録画し配信しています。
<まほろば教養ゼミ>
2年生のまほろば教養ゼミのオンライン授業の一部を紹介します。
看護学生の1日の臨地実習の様子や奮闘し頑張っている新人看護師の動画を視聴しています。動画から学生自身の学習の取り組み方や看護学生としての自覚の動機づけを図っています。また、まほろば教養ゼミの教材である「学びを知る」を活用して、レポートの書き方や相手を惹きつけるプレゼンテーションの仕方についても学び、教養を深められるよう取り組んでいます。