• キャリアストーリー

情報科学科

山岡 紗弥さん

株式会社エネコム ソリューション事業本部
DXイノベーションサクセス部 DXエンジニアリング第2チーム

作業を自動化するツールやデータの活用方法など、デジタル技術を使った業務効率化を支援する研修の講師を担当。

お仕事内容について教えてください。

企業がデジタル技術を活用して業務を効率化する、いわゆるDX(デジタルトランスフォーメーション)の取組みをサポートしています。具体的な業務としては、Officeの定型業務を自動化する「RPA※1」やデータ活用を行うツール「PBI※2」などの研修の講師を担当。企業の方(お客様)にロボットの作り方やツールの使い方をレクチャーすることで、お客様ご自身の手でDX推進ができるように支援しています。

大学で学んだことで業務に役立っていることはありますか?

子どものときに「ドラえもん」が好きで、テクノロジーのある世界に興味を抱いていました。大学を選ぶときには将来のことも見据えて、今後大きく飛躍すると思われるテクノロジー分野、特に中身のプログラムであるソフトウェアを学べる情報分野の学部を選択。高校では普通科だったので大学入学後にプログラミングやコードなど、一から学びました。プログラミング言語は授業で習ったものを仕事で使うとは限りませんが、ある程度は法則が共通しているため、一つの言語を習得すれば他の言語を覚えやすくなります。今の業務では言語自体は使用していませんが、授業で学んだロジックの立て方は仕事に役立っています。

仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?

研修を依頼してくださった企業の担当者の方から「御社にお願いしてよかった」という言葉を頂くと、やって良かったと実感します。研修後のヒアリングで受講生の方が学んだことを活かして業務効率化を推進されている様子を伺うことも励みになっています。私自身もロボットの自動化によって、再生ボタンを押すだけで流れるように作業が完了するのを見ると感動しますし、日々進化しているテクノロジーの凄さを肌で感じます。

仕事での働きやすさはどうですか?

システムエンジニアの仕事は基本的に土日祝が休みですし、テレワークもできるため、比較的働きやすいのではないでしょうか。常に技術や情報が更新されていく業界ですが、プロフェッショナルの方に囲まれているので新しい情報も得やすく、自分だけで努力しないといけないということはありません。一人で作業することもあれば、チームでディスカッションをしたり、振り返りをしたりする時間もあるので、周りに刺激を受けながら自分もどんどん進化していける環境だと思います。

※1「Robotic Process Automation」の略称・・・人がやっていたパソコン作業をソフトウェアロボットによって自動化すること。

※2「Power Bl Desktop」の略称・・・データの収集や可視化、レポート作成ができるMicrosoftが提供するアプリ。

何か行動するには目標を設定することが大切だと思っています。高校時代に陸上部に所属していましたが、目指す目標があるからこそ、計画を立てて努力をすることができました。勉強や部活、習い事、趣味など、自身が頑張って取り組んでいることで小さくても良いので目標を設定し、達成に向けて努力をしてください。