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教育実習Ⅲテーマレポート報告会

2024.12.03

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児童教育学科では、3年生の10月に教育実習Ⅲがあります。実習先は、小学校コースが小学校へ、幼保コースが幼稚園に伺います。幼稚園実習は2週間の実習期間です。実習後は、その学びをまとめた「教育実習Ⅲテーマレポート」を実習生各自が作成します。今回のテーマレポートは「幼児期の終わりまでに育てたい10の姿」でした。これは、幼稚園教育の内容をまとめた幼稚園教育要領に記載されており、幼稚園教諭はこの「幼児期の終わりまでに育てたい10の姿」を目指して教育に取り組みます。


幼保コースの教育実習Ⅲでの学びを実習生相互間で共有し、自分の資質を向上させるために自己課題を明確にすることが、テーマレポート報告会の目的です。今年度は、8名がテーマレポートを発表しました。また、報告会には、来年度に教育実習Ⅲに参加予定の幼保コース2年生も参加しました。


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テーマレポート報告会の報告者は、自身の発表後、質問に回答しました。報告会の参加者は約150名です。多くの学生の前で発表することは緊張する体験ですが、それとともに人前で分かりやすく自分の意見を伝える貴重な経験にもなります。


8名の発表後、2年生と3年生がそれぞれ3名ずつ、6名程度の小グループに分かれ、発表されたテーマレポートに関する質問や意見をまとめる活動を行いました。


自分の疑問や意見を、まずは小グループで話し合う経験をすることで、全体への質問を行うことへの不安を軽減し、自信を持って質問を行うことができます。


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発表者への質問は、時間の関係で4グループから行われました。質問者はグループを代表して、2年生1名が担当しました。


実習は実習期間のみ行われるのではなく、実習前の事前準備である事前指導と、今回実施されたテーマレポート報告会のような実習後の事後指導があります。このプロセスが実習を通した学びの質を高め、幼児教育者を目指す意欲を高めていきます。


学生の学びの中で最も重要な一つである実習は、幼児教育学科においても、より丁寧に学びの質の向上を目指して取り組んでいます。


文責 西川ひろ子