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広島県と連携した「中学・高校保育職場の出前講座」

2024.10.30

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広島県内保育士養成校は広島県健康福祉局安全保育推進課と連携して、「中学・高校へ保育の職場の出前講座」を実施しています。この取り組みは、県内の指定保育士養成施設の教授や保育現場の先輩保育士が中学校及び高等学校を訪問し、保育業務の魅力ややりがい等を発信することで、早い段階から保育業界への興味・関心を持ってもらい、将来保育士・保育教諭として活躍することを目的としています。


今月は安田女子大学が県内の高校に出前講座を担当しました。従来の出前講義と異なる点は、必ずしも保育士を志望している生徒ではない方も参加されている通常の授業形式で講義をすることと、現職の保育士の方や県庁の方も参加されて説明などを行うことです。


今回は「家庭科基礎演習」という授業の一環として、講義をさせて頂きました。また、担当保育士の方は安田女子大学児童教育学科の卒業生で、広島市立保育園で勤務されている先生でしたので、とても和気あいあいとした雰囲気でした。


保育士の先生は楽しい手遊びを紹介されたり、ご自身が保育士を目指したきっかけを話されていました。20241030_youkyou1.jpg


保育士養成校教員の講義は、県内の保育士養成校の紹介、保育士資格や幼稚園教員免許の取得方法、保育を巡る問題、子育て支援の必要性、そして、事前に高校からリクエストがあった幼児向けの手作りカードの作り方です。


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通常の高校の授業よりも長い80分間の授業時間でしたが、参加された高校生の方は真剣に集中して聴講してくださいました。


講義を終えた後のアンケートでは、授業参加者25名のうち、18名が出前講義を聴講した後、保育や子育てへの興味や関心が高くなったと回答されました。


アンケートの自由記述には、「イメージが少し変わった」「保育士の重要性を知った」「先生(講師)の方が常に子どもたちのことを考えていて第一印象がすごくよかった」など多くの感想が寄せられていました。


幼児教育学科になった際も広島県などの行政や中学校・高等学校等との緊密な結びつきを引き継ぎ、連携して教育を進めていきます。


文責 西川ひろ子